炭酸ガスレーザーは水分に反応してそれを蒸散させます。簡単に言えば、小さな穴を開けるイメージです。もちろんこの穴は使う出力やハンドピースにより系も深さも異なります。その一つの応用がフラクショナルレーザーと呼ばれるものです。これは細かな穴を多数開け、それにより皮膚の自由度を上げ、皮膚のターンオーバーを促進したり、コラーゲンを増やしたりします。以上のことから美肌にしたい、毛穴を小さくしたい、モチモチした皮膚になりたい、火傷や手術痕が気になるなどの治療が可能となります。
このような装置を使います。炭酸ガスレーザーは水分とよく反応すると言いましたが患者さんは焼かれているというイメージの方が強いと思います、煙も出ますし、焦げ臭い感じもします。
ホクロの治療にも使います。空いた穴は新しいコラーゲンが埋めてくれます。しかしそのコラーゲンは最初、赤みを帯びています。徐々に白くなりますが個人差が結構あります。早い人で１ヶ月くらい、遅いと６ヶ月以上かかります。また、レーザー治療はメスでのくりぬきと異なり再発率が20％ほどあります。ホクロ以外にもイボや他の腫瘤にも使えます。
かなり細かい穴を開けていくイメージです。それにより皮膚に凹凸ある人は平らになっていき、色素沈着ある人は治療を重ねるたびに白くなっていきます。先に述べたように傷圧修正、ニキビ跡、肝斑改善など色々な治療に使えます。
