

当院の二重まぶた埋没法は瞼の裏側から細い糸 (8-0 ナイロン糸 ) で瞼の皮膚の深いところ と眼瞼板 ( 軟骨の一種 ) 近くの眼瞼挙上筋との接合部あたりにつながりを作る方法です。 これは自然な二重のでき方と解剖学的に同様です。多くのクリニックでは眼瞼板に直接糸 を通しますがこれは眼瞼板を萎縮させたり異常な瞬きや眼球を傷付けたりするのでお勧め していません。 私は自分の身体を使った実験で痛くない注射法を開発しましたから瞼の局所注射も本当に 痛くないので心配しないで下さい。また、手術針を挿入する角度等の研究から手術中ほと んどの方が全く痛くなかったと言ってくれます。そして術後の腫れはほとんどありません。 ですから心配しないで大丈夫です。



まず希望のラインになるようにデザインし、 左図の様に糸を挿入する切開 ( 小さな穴のイメージ ) を加えます。


皮膚直下と瞼の裏側が繋がりを持つように糸を入れます。すると瞼が開いた時に皮膚が内側に巻き込まれていき、二重瞼となります。
その糸の入れ方にクリニックにより違いがあります。
当院の糸の挿入場所を以下に説明します。
眼瞼挙筋と瞼板をつなげる腱と呼ばれるところがあり私はそこと皮膚直下が繋がるように糸を入れます(ですので瞼板法や挙筋法とも違います)。
瞼板法はその萎縮が起こる可能性があり老化の原因となるかもしれません。
また、異常な瞬きや異物感の原因になるかもしれません。しかし挙筋法ではせっかく入れた糸が緩みやすいかもしれません。
その両方を是正するために考えた方法です。
私はこれをTENDON 法と呼んでいます。
当院では上図右側の様にループ状に糸を入れます。メリットとしては 緩みにくい工夫ができること、より自然な二重のラインとなることが挙げられます。 また、当院では皮膚直下から結膜まで2本糸が伸びているので 分かり易くこれを2点留めとしています。





