顔のたるみ改善/若返り:糸リフト

ツイストリフト(このような糸は美容針とも言われています)は吸収糸を使用しています。気になるところをピンポイントに引き上げるのに適しています。Polydioxanone(PDO) と呼ばれる素材で、大体6ヶ月くらい で溶けて身体に吸収されます。 しかし挿入された糸の周りに密度の高いコラーゲンが形成されます(。これが皮膚も持ち 上げと引き締めを維持してくれます。これは細いので効果的には1年程度と考 えていた方がいいです。ただ、その後の弛む速度は落ちます。そういった意味で生涯の財産となります。もちろん、何本も入れれば入れるほどその効果は大きく、持 ちも良くなるでしょう。平均的には法令線周囲を改善するのに片側 15~20 本必要で、 フェイスラインでは 20~25 本必要と思って下さい。ヒアルロン酸等よりもカバーし たい範囲が大きく、またミントリフトよりもカバーしたい範囲が小さい方に良い治療 でしょう。例えば気になるほうれい線から4〜5センチ広い範囲をカバーします。
加齢と共に起きてくる主なたるみの説明です。
ツイストリフトは図のように糸の周りをもう一方の糸がネジのように巻き付けてあります。これのおかげで入れた瞬間から結構持ち上がった感覚があります。

糸の挿入は図の様に引き上げたい方向に皮膚を持ち上げながら糸が絡むようにさまざまな方向に入れていきます。これは重力の影響を分散させる目的もあります。

顔のたるみは年を重ねるごとに気になってきますね。近年は端的に言えばトゲの生えた糸の出現 によりダウンタイムが少なくすぐに満足のいく治療が可能となりました(この棘が皮膚の奥の方 で引っ掛かり皮膚を持ち上げてタルミを消しているのです。)。しかしながら延びた皮膚は縮むこ とはほとんどないので余分な皮膚を切ってしまうフェイスリフトという手術に比べれば持ちも効果も下です。ですからあまりタルミきってしまったものには積極的な手術をお勧め します。10歳くらい若返えればいいという人に向いています。 この糸のいいところはまずは8ヶ月くらいで体内で溶けてなくなってしまうということです。しかも挿入した糸の周りを太いコラーゲンが形成され糸が体内で分解されたあともこのコラーゲン が重力に対する抵抗となり若返りの効果の維持とアンチエイジング ( たるむ速度の低下 ) をもた らしてくれます。また、従来の糸は棘に当たる部分が弱く挿入後安定する前 ( 数カ月 ) に結構戻っ てしまうことがありましたがこの糸はその部分の強度をかなり増しているので若返りの満足が一 瞬であることはありません ( しかしその場合はある程度の本数や工夫が必要。下記の説明をよく 見てください)。

従来の糸は元々の糸をカットして形成しているのでここからキレたり、棘に当たるところの構造が弱いので皮膚とのつながりが維持されにくいです。

ミントリフトは加工技術で棘に当たる部位を付けています。また、しっかりとしているので皮膚との繋がりがかなり維持されます。

ツイストリフトと組み合わせた挿入例です。 ミントリフトだけですと重力の方向に結構かぶるので補強と重力の影響を分散させるためにツイストリフトを併用することが多いです。顔全体を引き上げるには ミントリフトは最低片側4本必要です。

ツイストリフトと組み合わせた挿入例です。 ミントリフトだけですと重力の方向に結構かぶるので補強と重力の影響を分散させるためにツイストリフトを併用することが多いです。顔全体を引き上げるには ミントリフトは最低片側4本必要です。